2017年度 活動指針
~足利市サッカー協会創立100周年を目指して~  会長 勝 沼 春 彦 

私たち足利市サッカー協会は昨年、50年周年を迎えることができました。これまでの50年間、活動を続け実績を積み上げてくることができたのも、先輩諸氏のご活躍と現在協会を支えて下さっている足利市サッカー協会関係者のご尽力の賜であると感謝申し上げます。
50年を一つの区切りとするならば、私たちは次の50年に向けて歩を進めなければなりません。まずは創立51年目の活動方針として次のことを掲げたいと思います。
 
我々の大きな目標に、足利にサッカー文化を根付かせることがあり、その上で日本、世界で活躍する選手を当地足利から輩出することがあります。そのような選手が誕生することを目指して、私たちは日々活動していると言っても過言ではありません。そしてその目標を達成するために、足利市サッカー協会基本理念があり、その下で基本方針が制定されています。これらをただの絵に描いた餅にしてはなりません。まずはその初心を大切に行動していくことが不可欠です。51年目の今年こそ、この基本方針を一つ一つ確実に実行してゆく,「創始の心」が求められます。

 ①    サッカーの普及推進(サッカーを市民スポーツへ)
何度も語られていることではありますが、高い頂は必ず広大な裾野のもとに生まれます。競技も同様です。多くの市民がサッカーに興味をもち、サッカーと関わる。サッカーが市民に受け入れられるスポーツとなり、誰もが自然とボールを蹴り始める。このような状況ができて初めて、頂となる選手が生まれることは自明であり、サッカーの普及活動が我々に課された最大の責務でしょう。
創立当初と比すれば確かにサッカーの認知度は格段に向上しましたが、まだまだ市民スポーツと言われるにはほど遠いものがあります。市民スポーツと呼ばれるようになるためには核となる「組織」と「モニュメント」が必要で、その「核」となるのが我々足利市「サッカー協会」と「子ども達」「サッカーファミリー」であり、「モニュメント」となるのが「サッカー専用グランド」であることは言うまでもないでしょう。
40周年記念、50周年記念の共通ツールとして、「足利市サッカー協会Tシャツ」を作成しました。これは、40周年の基本コンセプト「まちなかどこでもサッカー」を具現化する為のものです。サッカーに行く時はもちろん、学校や家族旅行等に行く時にも親子で着てもらい、学校、公園や街角など様々なところで同じTシャツ姿の子どもがボールを蹴っている状況を作り出すことで、足利のサッカー、足利市サッカー協会をPRすることができます。サッカーを広く市民に受け入れていただくためには、私たち足利市サッカー協会が全市民に認めていただけるような組織にすることが必要で、そのためには「団結」が不可欠です。我々が同じ方向を向いてサッカーに取り組んでいる姿を市民に示すことができて初めて、多くの市民がサッカーに興味をもつようになるのでしょうし、またそうならなければなりません。その実現ために、「キッズカーニバル in 足利」の活動を中心として、多くの市民にサッカーに参加していただけるような活動を継続させていきたいと考えています。
 
 ②    選手の育成強化(すべての選手をクリエイティブでたくましい選手へ)
   選手の育成強化こそ、私たちの活動の究極の目標と言っていいでしょう。サッカー
を始めた選手は誰もが必ず強くなりたい、上手になりたいと思っています。私たちは
選手全員に満足を与えなければなりません。程度の差こそあれ、全ての選手が、自分
の成長を感じることができれば、それは必ず結果につながります。まずは、指導者が
謙虚な姿勢を貫くことが大切です。
指導者が学ぶ姿勢、指導している選手に対してもリスペクトする心を忘れなければ、
必ず結果に結びつきます。その結果として自ずとトップ選手は誕生すると確信します。 また協会としては、世代を超えた交流を提唱します。少年と中学、中学と高校、高校と社会人といった各カテゴリーの枠を超えた交流を図ることで、指導に一貫性が生まれ選手の強化に好循環が生まれます。また、上の世代でもサッカーを続けようという機運も生まれます。サッカーが生涯スポーツとして成り立つためには、社会人とシニアの充実が不可欠です。その為にも世代間交流は必要であり、協会としてこのことは何らかの方法で実現させたいと考えています。

 ③    指導者並びに審判員の育成強化(より高いライセンスの取得を目指す)
   各部、各委員会の継続的なご尽力により、幼年、少年、女子の育成が進み、それが
中学、高校へと引き継がれ、強化の実績が生まれつつあります。しかし今後さらなる
実績を積み上げるためには選手の育成とともに、指導者、審判を育成していく必要が
あります。「選手の育成」と「指導者、審判の育成」は車の両輪です。協会が主導して、
例えば高校生年代からでも参加できる上級審判取得講習会やC級コーチ取得講習会などが足利で開催出来るような模索をしてゆきます。

 ④    サッカー環境の整備改善(サッカー専用スタジアムの建設推進)
   先の創立50周年記念式典において、我々は「サッカー専用グランド建設の要望書」
を足利市に提出することができました。思えば5年前我々は、サッカー専用グランド
の建設について、1万7千名余りの署名とともに市に嘆願しました。結果は議長預か
りとなり、1万7千余名の意志を無にしてしまいました。我々はこのことを反省し、
その反省の下、ようやく今日、足利市に再度のお願いができるところまでこぎ着ける
ことができました。この要望が現実のものになるかどうかは、我々の今後の行動次第
です。
 サッカー専用グランドは我々の悲願であると同時に、トップ選手を輩出するために
不可欠な施設です。サッカーが全市民に受け入れてもらえるスポーツとなり、全市民
の支援の下でサッカー専用グランドが建設されるよう、我々は全力を尽くします。
 
 ⑤    他市,他地域との交流拡大(県内,両毛各市町村並びに姉妹都市との交流) 少年をはじめ、中学、高校、女子、社会人の各部では両毛地区はもとより、県内各地域および隣県の各チームとの交流がますます盛んになっているところです。今年度より社会人部においても佐野市と合同で両毛社会人リーグ(仮称)を開催する運びとなり、他地域との交流もほとんどのカテゴリーにおいて充実を見せております。

 ⑥    フェアプレーの尊重(サッカー選手としての自覚と誇り) 「サッカー選手は紳士たれ」フェアプレー、ピッチ上では当然のことですが、これはピッチの上に限ったことでは
ありません。サッカー選手としての自覚と誇り、互いにリスペクトするということに
つきます。「チーム同士」「選手と監督、コーチ」「サポーター同士」「選手と審判」
それぞれの立場で互いにリスペクトし合える協会作りを目指します。
  「サッカーは子どもを大人にし、大人を紳士にする。」
  日本サッカーの父と言われるD・クラマーの言葉ですが、この言葉にサッカーの精神
が集約されています。我々にはここ足利で真のサッカー文化を生み出し、それを次の世代に引きわたさなければならない責務があります。足利市サッカー協会の次の50年を実りあるものにするために、我々はこの足利で、クラマーの言葉を実践します。




更新履歴